【体験談】ギャンブル依存症を克服した話【12年間で720万円負け】

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こんにちは。

僕は以前、重度のギャンブル依存症でした。(ギャンブル歴は12年)

 

その間、大切なお金や時間を失い、消費者金融に借金をし、何度やめると決めても週末には朝からパチンコ屋に行ってしまっていました。

 

本当に苦しい時間を過ごしました。

 

しかし、今現在はギャンブル依存症を克服し、貯金も300万円を超えました。

投資や副業も始め、金銭感覚も正常になり、穏やかな日々を送っています。

 

僕が今回伝えたいことは、ギャンブル依存症は、誰でも克服可能です。

 

ギャンブル依存症地獄から現在の安定した生活を手にいれるまでの実体験をもとに、

僕がどのようにギャンブル依存症を克服出来たのかをお伝えします。

 

①ビギナーズラック。1ヶ月で20万円勝ち

大学1年19才の夏、友達の誘いで初めてパチンコ屋にいきました。

打ったのは「海物語」。

夜の8時頃だったので打っている人は少なかったのですが、とりあえず友達に教えてもらい4千円程投入。

その日は初当たりから一撃で8万円程勝ちました。

僕は味をしめ、その後も海物語やエヴァンゲリオンを打ち込み、1ヶ月で20万円程勝ちました。

 

完全にビギナーズラックです。

 

当時はバイトもしておらず、僕はパチンコで小遣いを得られると調子にのってしまい、パチンコにのめり込んでしまいました。

 

②勝てなくなる

しかし、そんなことは続くわけもなく、パチンコ屋に通っている内に約1ヶ月程で勝った20万円がなくなりました。

今まで勝てていたことが嘘のように、2万円負け3万円負けが続いてしまいました。

一般的に、パチンコ・パチスロの還元率は85%〜80%と言われています。

これは単純に計算すると、10万円投資したら8万5千円〜8万円返ってくる。

逆に言うと▲1万5千円〜2万円は回収されてしまうことになります。

この「還元率」は投資額が増える程数値内に収まってきます。確率論ですね。

還元率が85%としたら、15%がパチンコ屋の利益となるのです。この利益をもとに、パチンコ屋はトイレや休憩室をキレイに保ち、電気代をまかない、手厚いサービスを行います。

③給料の大半をパチンコ・スロットに突っ込む

僕は大学時代サッカー部に所属しており、昼間は授業と練習、夜は6時から週5でアルバイトをしていました。

大体月7万~8万円稼いでいましたが、大半は給料日後1週間~2週間でパチンコスロットで消費し、ギリギリの生活費のみ残し質素な生活を送るというのが毎月の流れでした。

 

社会人になってからもやめられず、毎週末行きました。

勝つときは良いのですが、負けると猛烈なストレスが襲っきます

日曜日に負けると、翌日から仕事が始まるのでストレスはさらに増します。

 

パチンコで時間・お金を消費し、ストレスを溜める。

溜まったストレスは買い物をしたり友達と遊んだりして発散し、時には食べ放題に行って大食いする等で発散していました。

 

負ける→お金を使ってストレス発散→ギャンブルで取り戻そうとする→負ける

 

この負のスパイラルから抜け出すことが出来ませんでした。

④貯金なし・借金・成長できない

ギャンブル依存症により、30才の時点でこんな状態でした。

・貯金0
・借金30万円
・自己成長出来てない

 

「自己成長が出来ていない」という点について、ものすごく後悔しています。

特に会話のスキルが成長しませんでした。

脳内はギャンブルのことしか考えていないため、会話の内容がギャンブルばかりに偏ってしまい、友達や会社の同僚に「面白くない人」「哀れな奴」と思われていたと思います。

 

たけとん
たけとん

ギャンブルで消費した時間やお金を自己投資に使っていれば、また違っていたのではと思います。

 

 

⑤12年間でお金720万円、時間240日分を失う

平均すると毎月5万円程負けていたので、

 

5万円✖12か月✖12年=720万円

 

また、毎週土日どちらかは1日パチンコ屋に入り浸っていたので、10時間打っていたとすると

 

10時間✖月4回✖12か月✖12年=5760時間≒240日

 

12年間で720万円と240日分の自由時間を失いました。

 

 

たけとん
たけとん

この時間とお金があれば、、、計算してみたらやばすぎてしばらく落ち込みました。

 

⑥《転機到来》ギャンブル依存症克服への道のりスタート

そんな私に、ある転機が訪れます。

 

それは「結婚」です

 

一応大学時代から付き合っていた彼女がおり、めでたく結婚することになりました。

しかし、そこで避けては通れない、人生の中でまあまあ大きめのイベントが迫ります。

それが「結婚式」です。

結婚式は計400万円程かかります。頭金は10万円程ですが、ある時期に半分にあたる約200万円を支払わなければなりません。

僕は奥さんに貯金があると嘘をついており借金30万円の事も隠していました。

さあ困りました。200万円の支払いまであと3か月程。到底準備できません。

が、僕は馬鹿だったので、パチンコで増やそうと試みました。

200万円の支払日までにパチンコで金を作ろうと、行ける時はパチンコ屋に行きました。

結果、借金はなんとか返したのですが、お金は作れるわけもなく、結婚式費用200万円の支払日1週間前に、奥さんに貯金0であることを打ち明けました。

奥さんはとても怒り、そして泣きました。

それぞれの両親に言いつける、そして親からお金を借りなさいと言われました。離婚の話も出ました。

将来のことを考えずにパチンコで消費していたツケが、ここで回ってきました。

話し合いの結果、200万円は奥さんに立て替えてもらい、僕の通帳・キャッシュカードは没収、お金の管理は完全に奥さんがすることとなりました。

僕は生活するのに最低限のお小遣いを渡してもらえるのみとなりました。

誓約書も書き、ギャンブルをしないこと・借金をしないことを誓約しました。

この件が転機となり、僕は強制的にギャンブルを行うことが出来なくなりました。

 

⑦僕が行った克服方法

お小遣い制になり自由に使えるお金もなくなり、誓約書でギャンブルもしないと誓えば、もうギャンブルには行かないだろうと思いますよね?

しかし、ギャンブル依存症はとても根深いです。

土日になると行きたくなります。無意識にパチンコ屋に行きたくなっているのです。

そこで僕は、以下の段階で克服しました。

 

1)1パチ・5スロのみで遊ぶ

どうしてもパチンコ屋に行きたくなった場合はこれを徹底してました。

仮に負けたとしても、負け金額を最小限に抑えました。

 

2)タバコをやめる

パチンコ屋で吸うタバコはうまいですよね。

わかります。

しかし、それも依存症を強くしている原因です。

タバコをやめることにより、パチンコ屋に行きたくなる気持ちは半減しました。

今はパチンコ屋でタバコを吸えなくなっていると思いますが、ニコチン依存症を克服すると自信がつき、ギャンブル依存症も不思議と克服できるようになりました。

3)お金の勉強をする

これが1番重要です。

ギャンブルにハマる人は、お金持ちになりたいという気持ちが強い人が多いと思うので、オススメします。

お金の勉強について、日本の義務教育では教えてくれません。

私はお金の勉強をすることで、大金持ちは難しくても、「小金持ち」になることは誰でも可能であることを知りました。

例を上げると、毎月の生活にかかる固定費(携帯代、保険、家賃、電気代等)の見直しをし、浮いたお金で資産運用を行う。

お金の勉強をすることで、ギャンブルが馬鹿馬鹿しくなり、辞めることができました。

 

4)読書をする

お金の勉強をすると、勉強したいという思いが強くなりました。

今までギャンブルに割いていた時間を読書に当てるようになりました。

本は高くてもせいぜい2000円くらいですし、1日で何万円も負けるよりは遥かにましです。

僕は趣味がギャンブルから読書や筋トレの自分磨きに変わりました。

 

本を読みお金の勉強をしたい方には、こちらの本がとてもおすすめです。

 

【お金の大学】著者:両学長

両学長はチャンネル登録者200万人を超えるユーチューバーで、主にお金の勉強について配信されている教育系ユーチューバーです。

 

この本を読むとこんなことがおきます。

・無理せず貯金ができるようになる
・お金を増やす方法を教えてもらえる
・人生が豊かになる

 

たけとん
たけとん

「投資2000円」と思って、この本を買ってみるのをおすすめします。2000円以上余裕で回収できますよ。

 

 

「本当はギャンブルと無縁な生活を送りたい」と思う真面目な人はたくさんいると思います。

そんな人は、その真面目さをお金の勉強や読書などの自己成長に当てることが、ギャンブル依存症克服にとても効果的だと思います。

 

 

⑧依存症克服までの道のりで辛かったこと

依存症を克服するまでの道のりで辛かったことをお話しします。

1)節約の徹底

お小遣い制になり、1日300円までしか使えない生活でした。

飲み会が1発でも入れば奥さんに相談し、行くべき飲み会の場合は飲み代をもらっていました。

今まで自由にお金を使っていた頃は昼飯に1000円、タバコや飲み物、間食で1日に計1500円くらい使ってましたから、この生活はかなりきついものでした。

しかしこれまた不思議で、3ヶ月くらい経つと慣れました

 

2)ギャンブル欲求との闘い

先程お金の勉強や読書をするようになったと言いましたが、最初のうちはどうしてもギャンブルしたいという気持ちが1番最初にきていました。

休日の朝は特にその感情が強く襲ってきます。

その感情を押し殺すにはなかなかのエネルギーを使いましたが、これも時間が解決してくれました。

だいたい3ヶ月くらいでギャンブルしたいという感情は消えました。

ギャンブルをすることが習慣となっていましたが、ギャンブルをしないということが習慣になりました。

 

たけとん
たけとん

歯磨きと一緒です。習慣化すれば、大丈夫。やめれます。

⑨依存症克服後の生活

仕事が終わったらパチンコ屋に寄らず、真っ直ぐ家に帰っています。

 

たけとん
たけとん

昔は仕事帰りよくパチンコ屋に寄ってたな〜

 

貯金は300万円を超えました。

浪費癖がなくなり、生活費が下がり、貯金や投資にまわせるお金が増えました。

現在は新築一軒家をたて、2人の子宝に恵まれました。

ギャンブルで負けた時に襲ってくる嫌悪感や絶望感もないため、仕事への影響もなく、ギャンブルが原因となるストレスはなくなりました。

もしギャンブル依存症を克服できずにいたら、現在の心身ともに安定した生活はなく、借金地獄になり違った人生になっていたかもしれない。

一度裏切ってしまいながらも、支えてくれた奥さんには感謝しかありません。

 

ギャンブル依存症は想像以上に手強い依存症です。

体験者である僕は身をもって怖さを知りました

 

今ギャンブル依存症で苦しんでいるあなた。

この記事を読んでくれているということは、ギャンブル依存症を克服したいと思っているはずです。

 

大丈夫。こんな私でも克服することが出来ました。

 

今は辛いかもしれませんが、乗り越えた先には必ず幸せがまっています。

 

過去のことはもう取り返しはつきません。

 

しかし、未来はあなたの行動次第です。

 

人生の中で、今日が1番若い日です。

 

ギャンブル依存症を克服し、幸せな日常を手に入れましょう!

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